エストニア在住の日本人の方々にコンタクトを取り、実際に会ってお話を伺いました!
実際にエストニアに住んでいる日本人から見えるエストニアはどんな国なのでしょうか...?
2019.08.24. @Tallinn
(1)Cさん(女性・主婦)
エストニア人の旦那さんと結婚され、エストニアで二人のお子さんを育てているCさん。エストニアの育児環境に関してお聞きしました。
Q.やはり子育てがしやすい国なのでしょうか?
A. 子どもに優しい国。日本だと満員電車で子どもは煙たがられてしまうことが多いが、エストニアの方々は子どもに優しい。床を汚してしまっても大丈夫、というような風潮がある。また、育児手当金も充実している。
ただ、エストニア人の中にはロシアに複雑な感情を抱いている人が多く、幼稚園での交友関係等にも影響してくることがあるので、その点に驚いた。
(2) Aさん(20代男性・会社員)
エストニアで起業され、エストニアに住んで1年半というAさん。主にお仕事に関してお聞きしました。
Q.エストニアで起業されるまでの経緯を教えてください。
A.元々日本で就職したが、辞めてバックパッカーへ。その当時の悩みが、周りは働いているのに自分だけが止まっているような気がすることだった。バックパッカー中はずっと一人だったから自分についてよく考える時間がたくさんあった。その時に、自分は移動が嫌いだということを自覚したから、次は長くいられるところへ、ということでエストニアを選んだ。
Q. エストニアは電子国家だと言われていますが、仕事をされていてどのような点にそう感じられますか?
A. 電子化が進んでいるため役所に行かずに様々な申請ができるところが便利。また、ITに長けている人が多い。しかし、まだ課題もあり、街中では4Gは繋がるがwifiが繋がらないところは多い。
Q. エストニアでの仕事と日本での仕事、どのような点に違いがあると考えていますか?
A. 日本の強みは規模とお金であると考えるが、エストニアは知恵と想像力。エストニアは、服装が自由であることが普通だったりプライベートとの両立も容易で、働きやすい環境は整っていると思う。
(3) Mさん(20代女性・インターン生)
エストニアでインターン生として働いていらっしゃるMさん。主にお仕事に関してお聞きしました。
Q. なぜエストニアでインターンをしようと思われたのでしょうか?
A. デザインとマーケティングを学ぶために今の会社を選んだ。また、北欧に興味があったことと、日本人が少ないことも決め手となった。
Q. エストニアでの就業環境についてどう考えられていますか?
A. エストニアは実力重視だから結果が出やすい。実力重視とは、服装や時間など働き方が自由なところに表れている。また、ヨーロッパの中でも企業水準が低いために労働者を雇いやすく、それゆえに起業しやすくなっている。
2019.08.30. @Tartu
(4) Mさん(女性・主婦 / パートタイムジョブ)
エストニア人の旦那さんと結婚し、去年の10月にエストニア第2の都市であるタルトゥに移住されたMさん。エストニアでの暮らしに関してお聞きしました。
Q. エストニアの物価について教えてください。
A. エストニアは野菜・果物などは安いが、魚介類・生活用品が高い。生活用品に関しては日本の百均で買えそうなものも10ユーロくらいする。おそらく、生活用品は自国で生産しておらず輸入に頼っているから高いのではないか。
Q. タリンとタルトゥ、雰囲気に違いを感じることはありますか?
A. 都会のタリンと違って、タルトゥは静か。日本人在住者もタリンには100人程度いると思うが、タルトゥには数人程度しかいないので互いに顔見知り。降水量が少ないから雪が降ることも少ない。
Q. エストニアの娯楽とはどのようなものなのでしょうか?
A. 夏はバーベキューや湖に泳ぎに行ったり。仕事を休んで旅行に行くことも普通。冬は日照時間が短いから建築やインテリアに工夫をしている。建築にこだわりをもつ人が多く、大工さんを雇って一緒に家をつくったり、リノベーションを自分ですることも多い。
全体的に娯楽は少ないので、アルコールが好きな人が多い。また、テレビ番組が面白くないから他国の番組を英語字幕でみることが多い。英語に触れる機会が多いから英語を話せる人が多いのではないか。
インタビューにご協力いただいた皆様、たくさんの貴重なお話を聞かせていただき
本当にありがとうございました!
【Reporter: SORA】
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