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*KAREN*

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 今回のエストニアスタディーツアーで1番強く感じたこと。それは、「自然との近さ」です。エストニアの人々を見ていると、彼らにとって自然は「日常」であることが分かります。子どもたちもまた、自然とともに学び、自然を楽しみながら成長しているようでした。それだけ身近にあるからこそ、その大切さを知っており、守っていこうという思いも強く生まれるのではないでしょうか。単純かもしれませんが、エストニアの自然の中で自分の身体を使いながら遊んだ経験、五感で「自然」や「地球」の魅力を楽しんだ経験は、私の中でそれらへの思いを高めることになったのです。

 ツアー参加前の私は「地球環境の持続可能性」と言われても、大きな問題すぎていまいちピンとこない‥という状態でした。ですがエストニアの人々にとって、それはただ「日常」を守ることであり、ここでは一人一人が自身との関わりを感じながら向き合っている‥。ツアーを通してそう学びました。

 

  でも、日本での普段の生活に戻っても「自然」への思いを強く持ち続けられるとは正直思えない‥。じゃあ、私はどう「持続可能性」に向き合えるんだろう‥。

 思い浮かんだのは「自分自身の持続可能性」という引率の先生とのお話で出てきた言葉。自分の外側にあるものではなく、「私」という人間そのものの持続可能性‥。それを考えたとき、「楽しむこと」「自分の意思を見失わないこと」が私の持続可能性にとって重要なことだと思いました。

 この2つは今回のツアーで現地の人から、そしてツアーメンバーのみんなから学んだことでもあります。社会の価値観や規範、自分自身の「こうすべき」「こうあることが好ましい」という考えから脱け出して、何かを怖がらずに目の前のことを素直に楽しみ、自分が本当にしたいことは何なのか、常に見極める。それが一番、「楽」だと感じました。そうでなければ疲れてしまうし、いつか自分の選択や人生の責任を、自分の外側へ求めてしまうかもしれない‥。なので、よくある言葉ですが「私が私であるために」、その状態を持続するために「楽しむこと」「自分の意思を見失わないこと」が大切だと考えました。


 まだまだ「持続可能性」を探る旅は続きますが、本スタディーツアーでの収穫は大きなものでした!皆さんもぜひご興味あればエストニアへ♡


 また、ここまで読んで頂き、ありがとうございました☻

 私は教育学や外国語教育に興味を持っており、大学では教職課程もとり、言語学を学んでいます。日本の大学では、授業を通して教育に関して様々なことを学びました。しかしそれは、日本の教育に関することばかりで、海外での教育がどういうものなのかをあまり知らず、もっと海外の教育を知り、教育に対する視野を広げたい、海外の教育を見聞することで、日本の教育にどのように還元できるかを考えたい、というのが、このツアーの参加動機の1つでした。海外の教育事情エストニアは、PISAでも好成績を残していたり、早期のIT教育が発展していたりと、とても興味深い国でした。

 

 現地に行って特に印象的だったのは、子供たちの学びへの意欲や、ノンフォーマル教育の在り方です。現地の学生は、それぞれにとっての絶対的興味や夢に向けて全力で勉強してたり、向上心を持って学んでたり、それはきっと普通に当たり前のことなのかもしれません。しかし、ふと自分がどれくらい大学の勉強に対して意欲的に頑張れてるかなと考えたとき、熱意や知識量は劣るなと自分で思ってしまうくらいに、興味分野に対する熱量がとにかくあったという印象を持ちました。

 ノンフォーマル教育に関していえば、Roostaで行われたBSP(Baltic Sea Project)の参加を通して感じるものが多かったです。机上で学び、テストを受ける、という学びではなく、実際に肌で感じ、体験をするという学びをできました。日本でただ講義を受けるだけでは学べないことを、エストニアで学ぶことができた上に、今まで概要しか知らなかったノンフォーマル教育を、実際に受けることができたのはとても良い機会でした。

 

 さらに今回のツアーでは2週間弱で、Tallin, Roosta, Tartuに滞在しましたが、これに加えてNarvaというエストニア第3の都市にも訪問しました。ロシアの国境にも接しているNarvaは、過去のロシア支配時代もあり、ロシア色が強く残ってる都市でした。このツアー終了後にロシア旅行を控えていたり、ロシアに関する授業を大学で取ったりと、ロシアに興味を持っていた私にとって、とても有意義な訪問でした。街の雰囲気など、実際に訪れてみて初めて知って、様々なものを肌で感じることができました。

 

開講してくれた丸山秀樹先生にもとても感謝しています。こういったツアー参加という機会を持ったことで、自分にとっても得られたものは本当にたくさんありました。ありがとうございました。

今回は夏の涼しい時期にエストニア に行きましたが、今度は寒い時期にも行ってみたいなと思います。またバルト3国のラトビア、リトアニアにもぜひ訪れてみたいです!文化の違いなど、見聞してみたいですね。

 

このサイトを見て、エストニア に興味持ってくれた方はぜひエストニアに訪れてみてくださいね(^^)

 

読んでいただきありがとうございました。

*MAKO*

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*MAYA*

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最後の大学生活、せっかく上智大学に入ったのだから、上智ならではの夏季海外短期研修に参加しよう!と思ったのが、そもそもこのエストニアスタディーツアーに参加したきっかけでした。

夏季プログラム一覧表の中で、エストニアという見慣れない国名を発見。インターネットでさっと調べてみると、まず目に入ったのが画像欄に並んでいるきれいな街並み、そして電子国家の文字でした。

なんでも、エストニアは最先端のIT技術を駆使して国民にサービスを提供しているのだとか。就職先がIT系の企業に決まっていたこともあり、電子国家エストニアに興味を持ち、エストニアスタディーツアーに参加することに決めました。

現地を訪れる前には、事前学習としてエストニアの歴史や現在の電子政府の実態について学び、理解を深めました。と同時に、エストニアは非常に小さな国で情報も少なかったため、現地に到着するまでは少しばかり不安も抱えていました。

しかし、実際に行ってみての率直な感想は、「このツアーに参加するまでエストニアは知らない国の一つだったけれど、行ってみたら本当に素敵な国だった」です。

​現地で何人かのエストニア人と交流し、感じたことは、彼らはとても自然を大切にし、同時にITという新しい技術を駆使して生活しているということです。近年情報技術は著しく発展し、インターネットは私たちの生活と密接につながっています。日本にいるとインターネットの波にのまれて日々生活をしているように感じますが、エストニアの人々はその波にのまれることなく、一人ひとりが自然への畏敬の念を忘れず、技術と自然の両者の力を借りてうまく生活しているように感じました。

このツアーのテーマは「持続可能性について学ぶ」ですが、このようなエストニア人の生活スタイルや思想が、日本にはない「持続可能性」の考え方なのではないかと思います。

最後になりましたが、このエストニアスタディーツアーを開講して下さった丸山先生、エストニア現地で交流して下さったエストニア人や日本人の皆様、そして共に充実したツアーを創り上げてくれた参加メンバーの皆には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 留学・就活を終え、卒業を半年後に控えた大学5年目という状況で、今回エストニアスタディツアーに参加しました。今回、このスタディーツアーに参加した目的は主に2つありました。

 

 1つ目は、漠然とではありますが、IT国家・電子国家として知られるエストニアを覗いてみたいと思ったことです。就活の中で、とあるIT企業が1つの選択肢として上がり、それ以来、自分の中にほとんど存在しなかった「IT」という存在が少しずつ大きくなっていきました。その就活中に知ったのが「電子国家『エストニア』」の存在です。IT関係の知り合いと話していてもやはりエストニアが話題に上がることがあり、中には実際にe-regidenceを持って、エストニアで企業したという日本人にも出会いました。実際にIT企業から内定をいただき、ますます入社前にエストニアを訪れてみたいという気持ちが高まりました。

 実際に訪ねたエストニアは...「wifi全然繋がらないじゃん!」「日本の方がテクノロジーすごくない?」という印象。でも2週間そこで生活し、エストニア人や現地在住日本人と話をする中で、見方が変わりました。外国人のため、PRのためのIT、テクノロジー、電子システムなのではなく、そこで生活するエストニア人にとって、より良い社会を目指す1つの手段だと気づきました。少子高齢化や過疎化が進む中で、老若男女が生涯過ごしやすい社会を実現するために、スマートにテクノロジーが活用されており、一方で、残せる部分に伝統や自然をうまく残し、織り交ぜているスマートさに感動しました。「何でもかんでも、西洋風に!発展!」「自然が大事!発展よりエコ!」という極端な考えではなく、「必要な部分に必要なものを」という生き方が、今まで訪れたどの国よりも上手にできていると感じました。

 「自然を残す」という点も、政府や企業主導で無理にエコキャンペーンを強いられている印象は全くなく、1人1人が「自分たちの社会を住みやすい社会にするために」「後世に綺麗な社会が維持できるように」と主体的に考えて、自分にできることから取り組んでいる様子が窺え、自分の生活を自然と考えさせられるようになりました。

 総じて、なんでもかんでも周りの多数派に流されるのではなく、個人も社会も、自分の意思を持って行動している点が、日本社会にまだまだ足りない点なのかなと感じました。

 もう1つの目的。この5年間教職課程を履修してきて、教育関連のアルバイトやボランティアにも積極的に参加してきましたが、ヨーロッパや北欧の先進的な教育を見たことがなかった私。観光では中々触れることのできない教育現場を見てみたいと思ったことも、このプログラムへの参加の動機でした。実際に公教育機関を訪れることはできませんでしたが、医療系の大学を見学し、講和を聞いたり、コミュニティースクールを見学したり、バルト海周辺諸国の高校生や教員の方と交流したりと、かなり満足のいくフィールドワークができました。

 その中で、エストニアの生涯教育の充実には毎日驚かされました。過去に学んだことが数年経っても生活の中で生かされていることに、BSPキャンプで気づきました。大人になっても大学などで学び続けている大人が日本よりもかなり多くいる印象を受けました。ホビースクールやコミュニティースクールで、子供からお年寄りまで、学校の「教科」以外のことを主体的に学び続けていることを知りました。受け身の学びではなく、主体的で深い学びの真意をこのエストニアで見出せた気がします。

 今回の経験を通して、一番強く思ったことは、主体的に学び、考え、動くことを社会に出て、社会に揉まれても止めずにいようということです。2週間という短いプログラムでしたが、ブログを書きながら振り返ってみても、かなりの学びがあったように思います。「IT」関係なく、皆さんにもぜひエストニアという国を知って欲しいなと今感じます。

 プログラムにご協力くださったエストニア人、エストニア在住日本人、並びに、マイペースな私たちを見守ってくださった引率の丸山先生、2週間一緒に過ごしたメンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

*MISAKI*

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*RISA*

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  私はこのエストニアスタディーツアーは、「シンプル」という一言で言い切れると思います。このツアーで、私は所属する地球環境法学科の学生として、エストニアの環境政策について、電子国家の実情とともにフィールドワークをすることを目的としていましたが、具体的な環境政策を学ぶ以前に、エストニアの人々の日常風景に圧倒され、そこから様々なことを学ぶことが多かったです。

 

 エストニアの人々は、自分たちの活動がエコだと自覚がないまま、ものすごくエコに生活しているようでした。具体的には、私たち日本人は友達や家族、恋人など誰かと遊ぶとなったら、テーマパーク・水族館・カラオケなどどこか施設に行くことを思い浮かべると思います。しかし、エストニアの人々は、「誰かが歌ったら一緒に歌えば十分、カラオケは必要ない」、「誰かの演奏に合わせて皆で踊る」と皆口を揃えて言います。日本では、娯楽を求めた生活を行なっているのに対し、エストニアでは娯楽が自然に存在しているのです。森を歩けば、ベリーやキノコを摘んで食べていて、さらに食べることのできるものとそうでないものを見分けることができます。さらに、冬が寒いエストニアでは、夏の時期、存分に屋外で過ごすそうで、自然体で生きていることがわかります。とても合理的で、生きていく上でとても「シンプル」です!日本人の欲望を「ないものねだり」と例えるなら、エストニアでは「あるもの探し」だなと思いました。

 

   また、エストニアは最先端の電子国家として有名です。この国家制度は、エストニアの観光地化や知名度向上よりも、住民の暮らしやすさを追求したもののように私は感じました。買い物や役所の手続きがペーパーレスで手短に行うことができるなど、我々のような短期滞在者では恩恵を受けることのできないところで電子国家を活かしていることが多かったです。生活に特化した電子国家として成り立っていると思うと、国としてここでも「シンプル」だという印象でした。

 

  私は実際にエストニアに行くまで、エストニアという国家について、私が5歳の時に、近所のピアノ教室の先生が旅行のお土産としてくれたチョコレートのイメージしかありませんでした。しかし、人柄は日本人と似ているといえども、働き方や学校での学び方など根本から違うことを肌で感じることができて、とてもいい経験になりました。また、当時のピアノの先生に頂いたチョコは、おそらく”Kalev”だということも分かりました(笑)

最後に、エストニア・スタディーツアーで共に過ごした5人のメンバーと先生、現地で関わりを持つことのできた皆さんには感謝しても仕切れません。

 読んでいただきありがとうございました。

 私がこのツアーに参加したきっかけは、上智大学の他ツアーに参加した子から「エストニアは食べ物が美味しいらしい」と聞いたことでした。私は食べることが大好きで、日本で食べられる料理は結構食べ尽くしたな…と思っていたので、珍しい国に行き珍しい料理を食べることに惹かれたのは自然な流れでした。実際に行ってみると、意外とエストニア独自の料理はなく(笑)、珍しいものはそんなに食べていないのですが、何を食べても本当に美味しく見た目も美しく、たいそう感激しました。

 しかし、このツアーで私が得たものは美味しい思い出と増えた体重…だけには止まりません。大げさな表現にはなりますが、ものの見方が変わったかなと思います。そう考えられるようになったのは、学びの内容とツアーで出会った人たちのお陰と確信しています。

 まず、学びの内容に関してです。今だから申し上げられる話ですが、正直、このツアーの参加前はテーマとして掲げられているSDGsについてケッ、今流行りのやつね、としか思っていませんでした。グローバルが謳われている上智大学生ではありますが、私が所属している哲学科は入学式の日にアンチグローバルなお話がされるほどグローバルから遠い環境にあります。その環境で日々学んでいる私は、グローバル課題であるSDGsなんぞ現実世界の問題に目を向けるなんて、もっと高尚な学問の方が楽しいのに、とさえ思っていました。しかし、このツアーではそのような問題に関して、肌で感じることができたのです。エストニアで暮らす方々は気張ることなく自然と共存していました。また、Tartuで宿泊したホステルは本当に不便でしたが、その不便さはエコ意識と裏表の関係にありました。私たち人間は現実世界で生きている以上、この世界が持続していく方法を常に考えていかなければならず、そういう考えを自然にもつことが大切なのだ、とハッとする体験でした。そして、この学びは現在就職活動中の私の軸になっています。経済を回すこと、利益を追求することではなく世界そのものの持続のために私ができることは何か、日々模索しています。

 次に、ツアーで出会った方々に関してです。エストニア人は第一印象は冷たい、と聞いて少し不安を抱きながら現地に着きましたが、エストニアで出会った方々は、本当に、一人残らず、親切なあたたかい方でした。BSPキャンプで関わった方、色々なガイドをしてくださった方をはじめ、私は街行くエストニア人の方にも大変お世話になりました。というのも、私はエストニアに使えないクレジットカードを持って行ってしまい、日本からの送金を受け取らなければならない、という状況に陥ってしまったからです。送金はどうやら大きな銀行か郵便局で受け取れるらしい…ということはネット上で分かったものの、それ以降は情報がなく、街中を歩く人にすみません…と聞くしか方法がありませんでした。私の恐ろしいほどの拙い英語能力と面倒な質問内容にも関わらず、話しかけた方々は、調べてくれたり地図を描いてくれたりと、本当に親切に丁寧に教えてくださいました。(お陰様で、無事に送金を受け取ることができました。)また、私はBSPキャンプで日本人参加者の中で唯一、一人で他の国の子たちとロッジを共有したのですが、その時にもろくに英語が喋れない私の話をゆっくり聞いてくれたりと涙が出るような思いをしました。(英語を勉強しろという話ですよね。すみません。ちなみに、このキャンプの参加前はロッジでの私の友達はwifiだけだ…とか騒いでいましたが、毎晩ティータイムをしながら語らい、帰る時には泣きながらハグをして別れを惜しむくらいの友達ができました。泣きながらは嘘です。)

 このような、困った時に親切にされるという経験を通して、私はふと、日本にいらっしゃる外国の方、ひいては周りの人々にここまで親切にできているだろうかと考えました。私はどうしても自分の得を優先してしまい、心から人のために動くことができていないのではないかと自省しました。人間のあたたかさは本当に素晴らしいものですね。

 大学三年生の夏、所属している部活の公式戦がはじまる一週間前という時期だったこともあり、このツアーに参加すべきかとても悩みましたが、本当に行ってよかったし、それだけの価値はありました。二年と少しの時期を狭い世界で過ごしてきた私にとって、刺激的で充実した夢のような二週間でした

 最後になりましたが、このツアーでお世話になったたくさんの方々、いつもゲラゲラ笑って一緒に楽しい時間を過ごしてくれた個性あふれるメンバー、反抗的な私たちを引っ張ってくださった先生、本当にありがとうございました。そして、ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございます。エストニアはとっても素敵な国なので、是非訪れてみてくださいね!

*SORA*

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