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What did we see & think

 through Estonia Study Tour?

このエストニアスタディーツアーを通してメンバーが感じたこと、考えたことを綴ります。

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A Look-back on the Days

TALLINN   (2019.08.22.-2019.08.26.)

​ エストニア第一の都市「タリン」さすが首都だけに、老若男女で街中賑わっていました。でも少し日本の東京の賑わいとは違う雰囲気😕何が違うのか振り返ってみたところ...

 

 ・公園やテラス・カフェなど、建てものの外で時間を過ごしている人が多い

 ・平日にも関わらず、スーツを着てせかせかしている人がいない

 ・全体的に町を構成する年齢層が高い(?)

 ・街に統一感があり、ゴチャゴチャしていない

 決して日本の悪口ではなく(笑)とにかく、空間が落ち着いていて、時間の流れがゆっくりなんです!このことは、Tallinn在住日本人インタビューでも、みんな口を揃えて行っていた点です。公園でスポーツを楽しんだり、カフェで読書やお喋りを楽しんだり、充実した生活を送っている個人的に理想の空間がエストニアにはありました(●´ω`●)でも平日ですよ?日本のように午後遅くなるまで学校に残ったり、塾に通ったりしないからなんでしょうね。少子高齢化でお年寄りが多いことも影響しているのかもしれません。ちなみにスーツを来た人が1人もいない点については、エストニアの仕事文化が影響しているようで、スーツを着て9:00-17:00のような働き方はしないんだとか。風邪や家庭の事情があれば、気兼ねなくお休みできると言う仕事環境にもみんな憧れを持った様子。プライベートの時間が充実していることが、このTallinnでの数日で十分分かりました。

 Tallinnで生活してみて、もう1つ驚いたことが。都市部がものすごく小さいんです!徒歩で数十分テクテク歩くと、建物や人工物がかなり少なくなってきます。日本の東京だと、電車で1時間ぐらい移動しても、建物だらけですよね😅国境都市Narvaに行く道中には、特にかなり田舎な感じで、いわゆる「都市」という印象が全くありませんでした。Narvaも第三の都市というだけに、不思議な感じがしました。

 最後に、Tallinnでの観光や日本人インタビューを通して最も驚いたこと。それは、エストニア系とロシア系のエストニア人の確執の強さです。歴史的事情から、やはりお互いに思う部分があるようで、エストニア・ロシア国境の街Narvaを訪れたときの街の雰囲気や日本人インタビューで教えていただいたエピソードに、みんな驚いていました。戦後、日本も中国や韓国、朝鮮と言った隣国との関係で問題を多く抱えていますが、なんとなく国家レベルの衝突のようなイメージ。一方で、エストニアでは、個人の感情までも左右するような大きな要素のようです。エストニア訪問の前に資料をあさり、知識としてはなんとなく頭にあったものの、具体的なエピソードを含めリアルな話を聞けたことに、かなり満足(*^ω^*)

 ちなみに正直に申し上げますと、このTallinn生活で、「wifi繋がらないじゃん!」「テクノロジー・IT国家じゃなかったの?」「スマートシティってどこを見たらそうなるの?」と、感動と同時に不満も生まれたのですが、残りのエストニア研修での生活と、Tartu大学での「電子国家エストニア」に関するプレゼンを通して解決したので、そちらもぜひご覧ください👉

ROOSTA   (2019.08.26.-2019.08.29.)

 さて、雰囲気が打って変わって、キャンプ中(ROOSTA)での振り返りを👏​ここは、首都Tallinnとは比べ物にならないくらい、自然だらけの場所でした。海あり林や草原あり!施設のレセプション以外はwifiも通っていませんでしたからね(笑)Tallinnの道中は、過言ではなく、本当に何もない一本道でした(ちょっと過言)。ヨーロッパをイメージしてきただけに、意外でした😳その代わりに綺麗に手入れされた自然がしっかりと。逆に、たまにポツンと目に入る家々の住民は、病院や学校にどうやって行き、どうやって公共のサービスを受けているのかは疑問に残りました...(*_*)この疑問は数日後に解決されるので、気になる方は

​ そして、なんと言ってもこのキャンプ中での一番の収穫は、「学ぶ」ことについて大きな発見があったことです(`・ω・´)💡エストニアの高校生と数日過ごして私たちが驚いたのは、学ぶことへの積極性だけではありませんでした。「過去の知識が未来に生かされていること」、これが6人共通して一番感動した点です!例えば、そこら辺に生えている野生のキノコや木の実を見て、すぐに「これ食べれるよ」と口にする。どれだけの自信があればそんなことします?確かに、日本でも小学校や中学校でそれらしいことを学ぶけど...(怖い)。他にも島歩きやワークショップの際に、大学生の私たちが知らない豆知識を平気でいろいろ話してくれるんです!その場限りに終わらない学び方をしているのだなあと6人揃って感心しました(・Д・)👏高校生だけでなく、周りの大人を見ていても、learnやstudyがマイナスとして全く認識されておらず、エストニアを含めたバルト海諸国における、生涯学習の充実度の高さを感じさせられました。また、自然を使った活動や自分の体を使ってのダンスや歌などを空き時間に自然としている高校生が多く、「自分で楽しむ力」にも感心させられました。日本のテレビゲームや携帯電話、アニメの発展ももちろんすごいですが、考えさせられるものが...m(_ _)m

 自然に対しての知識や自然を使って自分で楽しむ力に関連してもう1つ。詰まるところ、エストニアの人たちは、自然との一体感がすごいんです🌴SDGsのあり方にしても、日本では、政府主導で無理に広めようとしている感があります。企業もそれに押されて、就業者や顧客の確保のために、口先のエコキャンペーンをしている印象が強いと思いませんか?一方でエストニアは、エコやSDGsに対しての個々の力が全体に広がっているような、無理の無い自然なイメージでした。これは、Tallinnでインタビューしたエストニア女子大生の、エコに対しての意見からも同じことが言えます。「SDGs!SDGs!SDGs!」と無理矢理ではなく、伝統的な生活や自然の良い部分を残し、必要な箇所に最低限のテクノロジーを盛り込んでいる、そんな印象を持ちました🙂☝️これが「スマート」と呼ばれる由縁なのかもしれないとみんなで振り返りました。

 島歩きの際にも、自然の中に、ソ連支配中の船のようなものや洞窟などが自然に残されていました。きっと多くの国なら、島を観光地化するか、それらの遺産を回収して博物館などで展示するのではないでしょうか。観光地化されずに、自然や歴史が自然のまま残されていることに、メンバーはかなり感動していました。特別なものには人の手が加えられるのが最近の常識ですが、自然に手を加えず、できるだけありのまま残すことも必要なのかもしれません。そこでしか感じられない空気感なども触れることができ、島歩きやワークショップを振り返りながら、それぞれに貴重な経験ができたように思った6人なのでした╰(*´︶`*)╯

TARTU   (2019.08.29.-2019.08.31.)

​ 最後の目的地は、第二の都市「タルトゥ」。ここは、学生都市らしく、首都Tallinnと比較するとかなり若者の割合が増えました。教職履修メンバーもいたことから希望していた、現地の大学訪問やエストニア大学生との交流も叶い、貴重な経験ができました\\\\٩( 'ω' )و ////

 訪れた大学は、一般の授業期間ではなかったものの、テクノロジーを駆使した授業道具を紹介してもらったり、看護実習の体験をさせてもらったり、大学や電子国家エストニアに関してのプレゼンを聞かせてもらったりと、盛り沢山の内容でした・:*+.\(( °ω° ))/.:+wifiがうまく繋がらないことに一番不満を示していた私たちでしたが、電子国家に関してのプレゼンやこれまでのエストニア人の生活を見て、住民にむけたテクノロジーの活用が充実していることを感じたと同時に、「身近にあるものを活かした生活」、「家族や友人との充実したプライベートの時間」のおかげで、そもそもここの人たちは私生活にwifiを必要としていないのではないかという考察に至りました😳ゲームやテレビ、SNSを中心とした生活になりがちな私たちの生活に反省(T . T)日本では、私生活にも仕事が入り込み、PCや携帯電話を常備し、ネットが切り離せない存在となっていますが、エストニアでは、仕事とプライベートがうまく区別されているように思いました!

 加えて、日本と比較し、大学に通う生徒の年齢層が高めなことも知りました。歳の枠に囚われない生き方や生涯学習の充実した実践がここからも伺えました🔰

 振り返ると、2週間に満たないエストニアでの生活の中で、エストニア人の私生活から学校生活、仕事生活、それに伴う考え方や価値観、そしてITや教育といった国家としての取り組みなど、かなり多くのものに触れ、知識や体験として学んできました( ・∇・)!適当で性格もバラバラな6人が揃ったことで、それぞれに異なる気づきもあり、共有でき。怒涛で行き当たりばったりな部分が多かったですが、実りある研修だったように振り返ります😊💫

 記事を読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

​ エストニアに行きたい気持ちになれましたか?少しでも、「面白いな」と興味を持っていただけたら幸いです(*^^*)最後に私たちメンバー6人の、個人の振り返りページと引率の先生の振り返りのページもありますので、ぜひ、お読みください🇪🇪❤️🇯🇵

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